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加門七海 祝山 のレビュー

2010-02-15

作者:加門七海

祝山 (光文社文庫) (文庫)

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく―。著者の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー。

祝山 (光文社文庫)
祝山 (光文社文庫)
posted with amazlet at 10.02.15
加門 七海
光文社
売り上げランキング: 17245
おすすめ度の平均: 4.5
5 怪談とホラーの適度の配分
3 さらさらっと
5 怖い・・・・涙
5 怖すぎ!!
3 うーん




実話を昇華させた怖い、怖い話


実話を基にしたホラー小説。視えちゃうホラー作家ならではの作品。
実話の話は知っていたのに、じわじわと追い詰められるような怖さがありました。
主人公がホラー作家なのも妙
すべてが仕組みこまれたような気がします。
加門先生の体験を読んでるような、小説を読んでるのかあいまいな世界だから身近で怖い・・・
最後にはやられた、と思いました。
実話なの?小説なの?と、めまいを起こすような感覚
怖いです


これこそ和製ホラー

暇つぶし程度に読むつもりが、一気に読み切ってしまいました。
決して、おどろおどろしい異形の物や、怖ろしい幽霊が登場するわけではないのですが、日本人ならではの恐怖の感性を刺激する、肌にじっとりと纏わりつくような、目に見えぬ禍々しいものの恐怖に戦慄を覚えます。

物語の核となる廃墟や山の描写は、容易に場面を頭に描け、匂いまで伝わってくるほどのリアリティがあり、非常に秀逸です。日常的にある風景や小道具から滲み出てくる恐怖の描写も、異常なリアル感を伴っていて、さすがに豊富な恐怖体験を持つ加門七海さんならでは。
ストーリーのテンポも良く、なんでもない明るい日常の一コマがきっかけとなって始まる恐怖が、徐々にその度合いが重く増して行く様も、読んでていて少しも飽きること無く、知らず知らずのうちに話にのめりこんでしまいます。
ラスト部分のシーンは特に印象的で、表現しがたい異世界を垣間見たような気になり、映画化やドラマ化されたら、さぞ・・・と期待してしまいます。

フィクションとしても、かなり読みごたえのあるストーリーであるのに、作者の実体験がベースになっていることが、読み終えた後のなんとも言えない恐怖をさらに倍加させます。
軽い気持ちで心霊スポットに出かける人には、この上ない恐怖を感じる作品でしょう。


読み終わった後の余韻まで完璧なホラー


かなりの数のホラーを読んできましたが、本書ほど背筋から凍った作品はこれがはじめてです。
他の方のレビューにもあるように、特別盛り上がって話が進んでくわけでもないのに、妙な不気味さと恐怖が常についてまわる・・・・、そんな内容です。
読み終えてからもしばらく周囲の物音に怯えてしまう程、余韻まで含めて完璧なホラーです。
具体的に怖さを言葉にすると、本書の怖さを半減させてしまうので、是非読んでこの恐怖を味わって頂きたいです。


祝山 (光文社文庫)
祝山 (光文社文庫)
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加門 七海
光文社
売り上げランキング: 17245
おすすめ度の平均: 4.5
5 怪談とホラーの適度の配分
3 さらさらっと
5 怖い・・・・涙
5 怖すぎ!!
3 うーん

テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : サイコホラー

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