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我孫子武丸 殺戮にいたる病 のレビュー

2010-02-15

作者:我孫子 武丸

殺戮にいたる病 (講談社文庫) (文庫)

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。

殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子 武丸
講談社
売り上げランキング: 1366
おすすめ度の平均: 4.0
5 評判に偽り無し
3 『本格叙述トリック』にはほど遠いというのが正直な感想
4 構成の巧さ
5 推理小説のトリックは一流
2 期待ハズレ。



騙された


とにかくラストが気になって気になって数時間で一気に読破。

物語全般はハッキリ言ってグロいです。
猟奇殺人の記述が苦手な人にはオススメできません。

が、ラストにどんでん返しがあるとわかって読んだにもかかわらず
あの結末は予想できませんでした。

「騙された」

このひと言に尽きます。
絶対にもう一回読み直してみよう、と思わせる作品。

叙述トリックって言葉をこの作品で初めて知ったけど
よくよく注意して読んでみればちゃんと伏線が張ってあることに気付かされます。
改めて作者のすごさに驚愕。

他の作品もぜひ読んでみたいです。


最高に奇妙な衝撃を与えてくれる作品


最後のページを何度も読み返して漸く理解しました。
何故、是ほどまでに理解が追いつかないのか、その答えは作者の絶妙な伏線の張り方にあると思います。
「なるほど」と感心しても、「これは、矛盾しているんじゃないのか?」
と思えることもあるのですが、更に深く考察すると「そういうことか!」と納得してしまいます。
いやはや面白い。
再読の価値有りですが、私は短時間で読み終えたので記憶を頼りにストーリーを最初から追ってみました。

少しネタバレが入りますが

所々に散りばめられたヒントを元にピースを嵌めて行くと、
物語の全てが繋がったときに奇妙な感覚が楽しめます。
最後まで一人称で語られることの無い登場人物が
──どう、行動し何を考えていたのか。
そんな新たなストーリーが生み出されるのです。

再読された方は、まったく同じ小説でまったく新しい物語を読むことができたでしょう。

主観的には少々グロテスクでしたが所々ブラックなジョークがあって笑えてしまったのですが、
どうやら一般的にはかなりハードな内容らしいのでエログロが苦手な方にはお勧めできないでしょうね。


猟奇殺人の虜になった、彼


スーパーファミコンで発売されたミステリアスサウンドノベルゲーム
『かまいたちの夜』の原作者でもある我孫子武丸著の猟奇サイコホラー作品です。

話自体はあまりのめりこむような見所はなく、猟奇殺人が強烈かつ淡々と描かれていき、
彼の家族や元刑事の樋口を中心とした警察関係者とその知人達との絡み合いと共に物語が進みます。
しかし、この作品を読み終えた後感じる「呆然感」はまさに傑作。
この作品そのものがトリックになっており、
今まで自分は何を読んでいたのだろうか?と、作者に完全に騙されること請け合いです。
また、彼の女性に対する倒錯した想いの暴走は
現代人の精神的幼さ、危うさを象徴しているように感じられました。

最後までわからないその仕掛けをあなたは看破できるでしょうか?
トリックを知った上で2回目を読むとさらに味わいの出る稀有な作品ともいえます。
ただし、作品そのものにはあまり読み応えが無いのが残念です。
正直途中で読むのがやや面倒なってきたくらいです。
また、女性に対する性衝動の猟奇殺人描写がメインになっているため購入の際はご注意を


殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子 武丸
講談社
売り上げランキング: 1366
おすすめ度の平均: 4.0
5 評判に偽り無し
3 『本格叙述トリック』にはほど遠いというのが正直な感想
4 構成の巧さ
5 推理小説のトリックは一流
2 期待ハズレ。


テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : スプラッタホラー ホラー・ミステリー

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