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桐生祐狩 夏の滴 のレビュー

2010-02-17

作者:桐生祐狩

夏の滴 (角川ホラー文庫) (文庫)

僕は藤山真介。徳田と河合、そして転校していった友達は、本が好きという共通項で寄り集まった仲だったのだ―。町おこしイベントの失敗がもとで転校を余儀なくされる同級生、横行するいじめ、クラス中が熱狂しだした「植物占い」、友人の行方不明…。混沌とする事態のなか、夏休みの親子キャンプで真介たちが目の当たりにした驚愕の事実とは!?子どもたちの瑞々しい描写と抜群のストーリーテリングで全選考委員をうならせた第八回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作

夏の滴 (角川ホラー文庫)
桐生 祐狩
角川書店
売り上げランキング: 287112
おすすめ度の平均: 3.5
4 やや未完成!?
5 最後は最後まで読まないで!
2 いまひとつ
4 人間なんて ららラーらららららーぁ(笑
3 小学生じゃないだろ?




ホラーと耽美と風刺と


カバーに「子供たちの瑞々しい描写と…」とあったので、素朴な展開のホラーなのかなと思って読みはじめましたが、やさしげな情景描写のなかに少しずつ毒気が混じってきて、気がついたら背筋がゾクゾクするような状況に入り込んでいました。「瑞々しい描写」って、そういう意味だったのか~。一本とられたっ!
まさかこういう展開になるとは、最初のうちはとても予想できませんでした。しかも主人公の少年が、えっ、ちょっと、そんな…! 前半を読みながら抱いたイメージが、後半でつぎつぎと裏切られていく、それが妙に気持ち良くて、後半からページをめくる手が止まらなくなります。

最近ホラー小説ばやりですが、かなり印象に残った一冊でした。美しくエグイです。


新感覚ホラー!


最初はホラーのホの字も無く、スタンドバイミーよろしく夏休みの冒険物語のような感覚で展開していきます。
ところが次第に大人達のウソのほころびが解け始め、最後には全世界を巻き込む驚愕の展開になっていきます。
人間の善意というものを考えさせられる場面もあり、桐生さんの今後の作品が楽しみになりました。
これは面白い!


傑作だと思います


この作品には驚きました。もちろん賛否両論あるのでしょうが、タブーに挑戦したという意味では強烈な印象を与えてくれました。
あくまでも爽やかです。文面だけ読んでいると。でも冷静に冷静に残酷です。イジメ、近親相姦など、それはかなりエグイですが、それも含めて自分には強烈なインパクトがありました。


夏の滴 (角川ホラー文庫)
桐生 祐狩
角川書店
売り上げランキング: 287112
おすすめ度の平均: 3.5
4 やや未完成!?
5 最後は最後まで読まないで!
2 いまひとつ
4 人間なんて ららラーらららららーぁ(笑
3 小学生じゃないだろ?


テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : サイコホラー

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