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牧野修 スイート・リトル・ベイビー のレビュー

2010-02-17

作者:牧野修

スイート・リトル・ベイビー (角川ホラー文庫) (文庫)

ボランティアで児童虐待の電話相談をしている秋生。彼女自身、かつて育児ノイローゼになりかけていたところを保健婦に救われたという過去があった。人はなぜ、幼い子供を虐待しなくてはならないのか―そんな疑問を抱く秋生のもとにかかってきた一本の電話。それをきっかけに、彼女は恐ろしい出来事へと巻き込まれていく―。

スイート・リトル・ベイビー (角川ホラー文庫)
牧野 修
角川書店
売り上げランキング: 484497
おすすめ度の平均: 4.0
3 これは素晴らしい小説だ。しかし、後半部分で明かな瑕疵がある
3 具体的な幼児の怖さの描写が欲しかった
5 かわいくても怖い
4 ナイスホラー大賞
4 重いテーマと不気味さ




重いテーマと不気味さ


小さな子どもを持つすべての親にとって(私も一応親です)無関心ではいられないのが、児童虐待の問題。なぜ虐待が起こるのか、その原因に対する、ある不気味な仮説がこの小説の中核にあります。ホラー小説だからといって読み捨てにできない重いテーマが扱われ、ある面で、非常に考えさせられました。
次々と起こる怪事件、リアルな人物造型にひきつけられ、一気に読んでしまいました。


かわいくても怖い

児童虐待がテーマで、主人公は児童虐待の改善に取り組んでいます。
そんな主人公は自身も虐待しそうになったと言うくらい過去を持っており、何故人は虐待しなければならないのかを疑問に思っています。
その問に対する一つの仮説が物語の中で示されます。人は,種を守るために、虐待をしなければならない。

虐待がテーマのこの小説ですが、恐怖の対象として登場するものは非常に愛らしいものです。
その恐怖は、人を一息に恐怖のどん底に突き落とすものではなく、むしろ快楽のうちに喜びの中で人を蝕むものです。
しかしその恐怖が愛らしいがゆえに、人はそれに対して反抗できないのです。
肉体的な恐怖とは一味違う恐怖を味わうことができる作品です。

テーマが重いですが、それだけに現実味を帯びた恐怖を楽しめるでしょう。
ただグロイだけとか、暴力だけの作品にうんざりしている人におすすめです


ナイスホラー大賞


児童虐待をテーマにしたリアルなホラー。話の運びも悪くないし、身に迫っていくような怖さがある。
ただ登場人物がちょっと多いし、オチが弱かったのが弱点かなぁと。


スイート・リトル・ベイビー (角川ホラー文庫)
牧野 修
角川書店
売り上げランキング: 484497
おすすめ度の平均: 4.0
3 これは素晴らしい小説だ。しかし、後半部分で明かな瑕疵がある
3 具体的な幼児の怖さの描写が欲しかった
5 かわいくても怖い
4 ナイスホラー大賞
4 重いテーマと不気味さ


テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : サイコホラー

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