FC2ブログ

スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中井拓志 レフトハンド のレビュー

2010-02-18

作者:中井拓志

レフトハンド (角川ホラー文庫) (文庫)

製薬会社テルンジャパンの埼玉県研究所・三号棟で、ウィルス漏洩事件が発生した。漏れだしたのは通称レフトハンド・ウィルス、LHVと呼ばれる全く未知のウィルスで致死率は100%。しかし、なぜ三号棟がこのウィルスを扱っていたのかなど、確かなことはなにひとつわからない。漏洩事故の直後、主任を務めていた研究者・影山智博が三号棟を乗っ取った。彼は研究活動の続行を要請、受け入れられなければウィルスを外へ垂れ流すと脅かす…。第4回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

レフトハンド (角川ホラー文庫)
中井 拓志
角川書店
売り上げランキング: 392536
おすすめ度の平均: 3.0
4 ホラーと言うよりかSFではないだろうか??
2 内容より何より、まずは文章が下手
3 アイデアは良い
4 見る人が見ればいいかもしれない。
1 これは・・・?



グロテスクな症状に似合わないラストシーン


製薬会社の研究棟がLHV(レフトハンド・ウィルス)と呼ばれるウィルスに汚染される。
このウィルスに感染すれば、致死率は100%で、発症から死に至るまでに非現実的な症状を呈する。
この症状はグロテスクすぎて、笑ってしまうほどであるが、その機序の説明は辻褄が合っていて、素人目には理にかなっているように思える。
LHVはスキンケアの開発中に生まれたらしいのだが、そんなことも含めて、ストーリーは小さなどんでん返しの連続である。
主人公は思い込みが激しく自分勝手で、その他の登場人物も、保身に長けたどうしようもない奴らが多く、ヒーローが登場する訳ではない。
しかし、ラストシーンは切なくて美しい。


なかなか。でも・・・


バイオハザードをテーマにしたパニック小説は世に数多あるけれど、
この小説では病原体に侵された左腕がエイリアンの如く動き出し人を襲う
という秀逸なアイデアによって一味違った面白さを感じさせてくれる。
ただ、どうも文章が読みにくかった。
微妙に意味のわからない比喩表現とか、重複する情景描写、堂々巡りする会話

・・・等々、もうちょっとスマートかつスピーディーな展開にして欲しかった。

あと、登場人物が「バカ」とか「クソ」とか口汚い言葉をやたら吐きまくっていたのが気になった。
しかも性格付けが単調で、どれも同じ人間に見える。


意外や意外(注、ネタバレあり)


左手が分離する謎のウイルスを巡ってのドタバタ騒動。
指示語頻発の文体にどうなることかと思うが、話が加速し始めてからはノー問題。
何より事態を収拾しようとする正義漢が一人もおらず、登場人物全員が身勝手な行動をとる辺りが楽しい。
そしてラストには思いがけぬ叙情が。


レフトハンド (角川ホラー文庫)
中井 拓志
角川書店
売り上げランキング: 392536
おすすめ度の平均: 3.0
4 ホラーと言うよりかSFではないだろうか??
2 内容より何より、まずは文章が下手
3 アイデアは良い
4 見る人が見ればいいかもしれない。
1 これは・・・?


テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : SFホラー

コメントの投稿

非公開コメント

RSSリンクの表示
リンク
プロフィール

ホライゾン

Author:ホライゾン



好きな小説家は
小林泰三
筒井康隆
貴志祐介
上田早夕里

等など、他にも沢山いますが書ききれません。

本当に怖い、面白いホラー小説の紹介
レビューを中心にブログを運営しています。
宜しければブックマークやRSS登録お願いします。

相互リンクやお問い合わせについては

horror_noveljp[a]yahoo.co.jp
までよろしくお願いします。

ブログ内検索
著者名
その他
あわせて読みたいブログパーツ

にほんブログ村 小説ブログへ
人気ブログランキングへ
ブログランキング


  • seo
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。