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大石圭 殺人勤務医 のレビュー

2010-02-18

作者:大石圭

殺人勤務医 (角川ホラー文庫) (文庫)

中絶の専門医である古河は、柔らかい物腰と甘いマスクで周りから多くの人望を集めていた。しかし彼の価値観は、母親から幼いころに受けた虐待によって、大きく歪んでいた。食べ物を大切にしなかった女、鯉の泳ぐ池に洗剤を撒いた男。彼は、自分が死に値すると判断した人間を地下室の檻に閉じ込め、残忍な手段で次々と殺していく。猟奇の陰に潜む心の闇をリアルに描き出した気鋭の衝撃作。

殺人勤務医 (角川ホラー文庫)
大石 圭
角川書店
売り上げランキング: 94715
おすすめ度の平均: 4.5
3 SMファンタジー
5 最後、エピローグにも好感
5 美学
5 人間的脅威
5 大石圭らしい、異常性殺人もの




惚れた


この主人公の先生に惚れました。
私好みの異常性。ルックス。自分の美学をきっちり持っているところ。女性なら惚れて当たり前かもしれない。
しかし、人を殺すのは良くないこと。ですが、全ては、先生の美学なのです。
法で裁けない悪人を先生が華麗にグロテスクに虐めながらジワジワと死に追いやっていく様は、もはや美の境地。
殺人は良くないけど、そんな事を考える余裕はありません。ただ「死」が美しい。


冷静と狂気


優秀で人気もある医師が連続殺人を行う狂気。
彼は「母親からの虐待を受けていた」という幼少期のトラウマを抱えていて、「何か」が欠如している。そのことも十分に分かっていて、医師本人は自分を冷静に分析する能力は失っていない。
温厚で人当たりのよい人物が突如として牙をむく。この恐怖は、読んでいてヒシヒシと感じた。
ただ、欲を言えば、もう少し個々の事件について詳細が欲しかった(特にラスト)。


素晴らしい異常性


何より描写が素晴らしい。
主人公が必要ないと思った人間を残酷に殺していくシーンはこちらまで身悶えしそうになるほどである。
私自身、作品にぐいぐい引き込まれ、最後まで一気に読んでしまった。
こういう小説が好きな人は買って損はないと思う。



殺人勤務医 (角川ホラー文庫)
大石 圭
角川書店
売り上げランキング: 94715
おすすめ度の平均: 4.5
3 SMファンタジー
5 最後、エピローグにも好感
5 美学
5 人間的脅威
5 大石圭らしい、異常性殺人もの


テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : サイコホラー スプラッタホラー

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