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平山夢明 メルキオールの惨劇 のレビュー

2010-02-19

作者:平山夢明

メルキオールの惨劇 (ハルキ・ホラー文庫) (文庫)

人の不幸をコレクションする男の依頼を受けた「俺」は、自分の子供の首を切断した女の調査に赴く。懲役を終えて、残された二人の息子と暮らすその女に近づいた「俺」は、その家族の異様さに目をみはる。いまだに発見されていない子供の頭蓋骨、二人の息子の隠された秘密、メルキオールの謎…。そこには、もはや後戻りのきかない闇が黒々と口をあけて待っていた。ホラー小説の歴史を変える傑作。

メルキオールの惨劇 (ハルキ・ホラー文庫)
平山 夢明
角川春樹事務所
売り上げランキング: 16691
おすすめ度の平均: 4.0
5 これで平山氏に惚れました
4 これは悪意ですね
2 独特な文章
4 魅力ある世界
4 続編が読みたい!



これで平山氏に惚れました


西部劇のような、乾いた世界。天才と無差別殺人、死体に顕現するキーワード、そのすべての着想に身震いする。
こんなにユニークで怖くてハードボイルドで、アメリカンなんだけど日本的な情緒もあって、とにかくオリジナル。ホラーというよりはこれはSF、質の高いSFだと思う。
平山氏はメルキオールの続編を執筆中だそうなので、ぜひ読みたいものである。
とにかくすごい作家だと思うんですよ。霊能者に、あんたのオーラは真っ黒だ! と言われたらしいんだけど。


ほんの少しの歪み。そして、狂気。


平山夢明氏は怪談本の方が有名なのかも知れない。
だからこそ、この『メルキオールの惨劇』を読まねばならないと思う。
怪談だけが平山夢明ではないのだ。
氏の書く物語は何故だか気持ち良い。
著者紹介などには『生理的に~』云々あって、手を出したがらない方が多いだろう。だが、私にとって、そんなことはない。
先に読み進んで、物語が終わる事が寂しいとさえ思ったのである。

全体的な感覚は無国籍/無軌道/無遠慮だろうか?
読んでいて、にやりとしてしまう。ごそごそっとした感触はささくれた心にがちり、とハマるだろう。

星4つの理由は、もう少し続きがあればなぁ…であったのだが、実は続編の予定有りとの情報も入って来た。
凡百のベストセラーなんぞ読んでいる暇があったら、こいつを読め!
そして、自分の歪みと狂気を感じとろう。


続編が読みたい!


一気に読めます。
活字を追っている、というより漫画を読んでいる感覚で楽しめました。
文体が醸し出すB級映画のような荒涼とした世界が心地よいです。
ただ、中盤で張られた興味深い伏線が、生かされていないので、そこが残念です。
とはいえ、破壊的で狂った結末は、一読の価値ありです。
ラストの寂寥を是非味わってください。


メルキオールの惨劇 (ハルキ・ホラー文庫)
平山 夢明
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おすすめ度の平均: 4.0
5 これで平山氏に惚れました
4 これは悪意ですね
2 独特な文章
4 魅力ある世界
4 続編が読みたい!


テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : ホラー・ミステリー

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