FC2ブログ

スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

恒川光太郎 秋の牢獄 のレビュー

2009-12-09

作者:恒川 光太郎

秋の牢獄 (単行本)

恒川光太郎の珠玉の作品集。

十一月七日、水曜日。女子大生の藍は、秋のその一日を何度も繰り返している。
毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になればすべてがリセットされ、再び十一月七日が始まる。

彼女は何のために十一月七日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか―。
まるで童話のようなモチーフと、透明感あふれる文体。
心地良さに導かれて読み進んでいくにつれて、思いもかけない物語の激流に巻き込まれる―。
数千ページを費やした書物にも引けを取らない、物語る力の凄まじさ。
圧倒的な多幸感と究極の絶望とを同時に描き出す、

秋の牢獄
秋の牢獄
posted with amazlet at 09.12.09
恒川 光太郎
角川書店
売り上げランキング: 15239
おすすめ度の平均: 4.5
5 音楽業界にいた私は、B面に名曲を感じることもある。
4 少々期待しすぎてしまった
5 綺麗
5 幻想や閉じた世界はどこまでも蟲惑的で
4 3つの秀作ファンタジー集





楽しめる作品


表題作「秋の牢獄」のほかに、不思議な家を描いた「神家没落」、
特殊な能力をもつ女性を描いた「幻は夜に成長する」が収められている。
印象に残ったのは「秋の牢獄」だ。同じ日、同じ時を何度も経験する
話はいろいろ読んだが、この作品は独特の雰囲気を持った作品だった。
なぜそうなったのか?行き着く先は?それは全て読み手にゆだねられて
いる。だが読んでいて、それを不満に感じたりはしない。
「なぜそうなった?」「これからどうなる?」そのことを考えながら読むのは
楽しかった。「あり得ない話だわ。」と片付けてしまうのは何だかもったいない。
この世の中には言葉だけでは説明できないことが、まだたくさんあるような
気がする。これもそのひとつかもしれないのだ。


閉じ込めらるなら…


普通の生活をしていたのに、ふとしたきっかけから「閉じ込められた人」を描いた短編集。
時と場所に閉じ込められた2作品は、「夜市」や「草祭」とは、また違った作風で、日常にありそうな感じが恒川作品の新境地という感じで良い。
最後の作品は、妖しいおどろおどろしい世界の雰囲気で、恒川ワールドを漂わせる。
ただ、やや中途半端感があるので、前2作のようなイメージでそろえた方が統一感がある一冊になったかもしれない。
時と場所、どちらかに閉じ込められるなら私は『時』を選びます。
(選べるならば・・・ですがw)

秋の牢獄
秋の牢獄
posted with amazlet at 09.12.09
恒川 光太郎
角川書店
売り上げランキング: 15239
おすすめ度の平均: 4.5
5 音楽業界にいた私は、B面に名曲を感じることもある。
4 少々期待しすぎてしまった
5 綺麗
5 幻想や閉じた世界はどこまでも蟲惑的で
4 3つの秀作ファンタジー集

テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : ファンタジー・幻想ホラー

コメントの投稿

非公開コメント

RSSリンクの表示
リンク
プロフィール

ホライゾン

Author:ホライゾン



好きな小説家は
小林泰三
筒井康隆
貴志祐介
上田早夕里

等など、他にも沢山いますが書ききれません。

本当に怖い、面白いホラー小説の紹介
レビューを中心にブログを運営しています。
宜しければブックマークやRSS登録お願いします。

相互リンクやお問い合わせについては

horror_noveljp[a]yahoo.co.jp
までよろしくお願いします。

ブログ内検索
著者名
その他
あわせて読みたいブログパーツ

にほんブログ村 小説ブログへ
人気ブログランキングへ
ブログランキング


  • seo
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。