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雨宮淳司 恐怖箱 怪医 のレビュー

2010-02-27

作者:雨宮淳司

恐怖箱 怪医 (竹書房文庫 HO 48) (文庫)

科学の聖域とも言うべき医療の現場で起きた、想像を絶する異常現象。にわかには信じがたい―だが人ならざるモノの存在を肯定しなければ説明のつかぬ怪奇事件の数々を、長く医療に携わってきた著者が物語風につづった戦慄の異色実話怪談集
。これがすべて本当にあった話だというのだから、もう病院へ行くことが恐ろしくなる。生と死の交差点、病院。そこに霊が存在することを当たり前と見るか否か、それはあなた次第である。ただ、最先端科学をもってしても消せぬ何かが今日も潜んでいる、そのことだけはもはや疑いようがない。ある意味、病院そのものがひとつの巨大な病巣と言えなくもない。実話怪談コンテスト“超‐1”2006年度大会で発掘された異才が、ついにデビュー。従来の「病院の怖い話」とは一線を画する重厚な大人向け怪談であることをここに宣言する。

恐怖箱 怪医 (竹書房文庫 HO 48)
雨宮 淳司
竹書房
売り上げランキング: 67920
おすすめ度の平均: 4.5
4 意外と現実味のある話だと
4 新鮮だが
5 「実話」が極上の「ホラー小説」に
5 新生現る?
5 今までなかった怪談集




「実話」が極上の「ホラー小説」に


実話系のホラー短編集である。
看護師である著者のところには、医療現場で起こった様々な怪異譚が集まってくるという。病院や医師とは直接的には関係ない話もあるので、このタイトルはふさわしくないかもしれない。
しかも、出てくるのは正体のはっきりした幽霊だけではない。モノノケとしか表現しようのない、得たいの知れない「何か」がそこにいる。
本人が体験したことではないにせよ、これが絶妙の物語として仕立てられている。まるで極上の小説を味わうかのごとき、充実した時間を与えてくれることは間違いない。ホラー好きにはたまらない一冊である。


今までなかった怪談集


正直,はじめはよくある病院の怪談でしょ?とタカをくくっていたのですが…あきらかにこの1冊は別格です。異様な個性(褒めてます)ときちんとまとまった文章力で読ませてくれる怪談集です。
前書きで著者も書いている通り,「虫歯に正露丸をつめても医療」というようにジャンルとしては広く,「医」に関してはあまり意識しなくても楽しめます。むしろ因縁話あり,サイコ系っぽい話あり,何が何だか分からない不思議な話などもあり,バラエティは豊かです。
「超」怖い話ファミリーの作家さんは皆強烈な個性の方ばかりですが,超-1出身のこの著者さんも例に漏れず,看護士さんという職業でつちかわれた感性なのでしょうか。日常を生きる生活感と怪異に向かい合う姿勢のバランス感覚が絶妙だと思います。
話の書き方は平山夢明さんに近い気がしますが,内容はやっぱり独特です。実話怪談系がお好きなら買って損はない1冊です。



恐怖箱 怪医 (竹書房文庫 HO 48)
雨宮 淳司
竹書房
売り上げランキング: 67920
おすすめ度の平均: 4.5
4 意外と現実味のある話だと
4 新鮮だが
5 「実話」が極上の「ホラー小説」に
5 新生現る?
5 今までなかった怪談集


テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : ホラー短編集 怪談

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