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中井拓志 アリス のレビュー

2010-03-11

作者:中井拓志

アリス―Alice in the right hemisphere (角川ホラー文庫) (文庫)

九五年八月、東晃大学医学部の研究棟、通称「瞭命館」で六〇名を超す人間が同時に意識障害を起こす惨事が起こった。しかし、懸命の調査にもかかわらず、事故原因は掴めないままとなった。それから七年―。国立脳科学研究センターに核シェルター級の厳重警戒施設が建造されていた。そこは比室アリスという少女を監視・隔離するためのものだった。世界を簡単に崩壊させる彼女のサヴァン能力とは一体!?前人未到のスケールで、最先端の脳科学の未来を紐解いた傑作長編。

アリス―Alice in the right hemisphere (角川ホラー文庫)
中井 拓志
角川書店
売り上げランキング: 160085
おすすめ度の平均: 3.5
3 いろいろと微妙(笑
4 探偵小説
5 角川ホラー作品だけど
2 非常に惜しい。
4 サイエンスサスペンス



哲学的な恐怖?


68名の人間を同時に意識障害に陥らせたサヴァン症候群の少女・比室アリス。その事件から7年たった今も、彼女は核シェルター並みの施設に隔離されている。
彼女が持っている能力とは、一体どんなものなのだろうか?

最初のうち多かった大脳生理学に関する記述が、やがて哲学的なものに変わっていく。生物学的に人間である比室アリスの世界の捉え方は、抽象的概念の操作が一次元の我々と違うので人間でない?
こんな疑問を解き明かしていく作品でもある。


探偵小説


面白かったです。
出版社はホラーと銘打っていますが、実際には探偵小説もしくはスペキュレティブ・フィクションに属する作品と思います。
雰囲気だけでなくある程度の理論付けを以て読者を「あっちの世界」を連れて行ってくれそうになるところが良い。これも一種のセンスオブワンダーでしょう。

惜しかったのは中盤過ぎから息切れしたこと。同じフレーズの繰り返しに陥り話を浮揚させられませんでした。それでもプロットとしては動き続けていたので、全体の厚さを三分の二くらいに凝縮できれば相当な名作になっただろうと思われます。



アリス―Alice in the right hemisphere (角川ホラー文庫)
中井 拓志
角川書店
売り上げランキング: 160085
おすすめ度の平均: 3.5
3 いろいろと微妙(笑
4 探偵小説
5 角川ホラー作品だけど
2 非常に惜しい。
4 サイエンスサスペンス




テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : ホラー・ミステリー

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