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平山夢明 東京伝説―うごめく街の怖い話 のレビュー

2010-03-12

作者:平山夢明

東京伝説―うごめく街の怖い話 (竹書房文庫) (文庫)

別れた女の実家に供花や卒塔婆を投げ込んでは墓場にする男、腐った赤子を抱いてヒッチハイクする女、ゴキブリを自由に操ることのできる不思議な男…。「超」怖いシリーズの鬼才、平山夢明がじかに拾い集めた、ぬめるような怖さを湛えた本格怪奇譚全42話。幽霊や妖怪など一切出てこない。これはすべて現実の名のもとに起きた恐怖、極限のリアルホラーである。

東京伝説―うごめく街の怖い話 (竹書房文庫)
平山 夢明
竹書房
売り上げランキング: 195981
おすすめ度の平均: 4.5
3 後味が悪い
5 現代の百物語。
5 幽霊話レスの怖い話
5 狂人は狂人を見て、狂っていると感じるのだろうか?
4 都会の街、そのよるべない不安




幽霊話レスの怖い話


前書きで著者が解説しているが、本書は怖い話を取材して、幽霊話を省いた話ばかりを集めた短編集だ。内容は我々の生活と密接なものがほとんどで、同じ様な場面に自分も遭遇するかも知れないという怖さはある。また著者は人間の弱い面や醜い面、物の本質を見誤り易い面を好んで題材に選ぶ。そういう面で考えさせられる部分が多い。

例えば「終末ラーメン」だ。東京では味にヒステリーが無ければラーメンは売れないという。それは高カロリー、食塩と化学調味料過多となる。店の常連になると肝臓を壊すのは必至だ。そして何人かの常連客は肝不全で命を落とす。健康に配慮した質の良いラーメンは売れないという。こんな内容をも怪談調で語られるが、立派な現在の怪談だと思う。

東京伝説シリーズは巻を重ねる度に怖さを増すが、本書はシリーズ中では比較的おとなしい部類だ。
それでも深夜に一人で読んでいると身震いがする。


待望の第二弾!


心霊体験を収集する際に平山氏が出会った幽霊の出ない恐怖譚。
怖いのは人間の狂気、いやその場に居合わせたしまった自分なのか。
都市伝説「友達の友達からの伝聞」と全く違う体験者本人の言葉。

怖い話は一人でいる方が怖いもの、しかしこの本を読後は雑踏や都会に恐怖を感じるようになってしまう。

ひょっとしたら自分が次の体験者になってしまうかもと・・・
どこかで誰かが獲物を探してじっと見つめているかもしれない。

秀逸だった前作からまったく衰えをみせてない平山ワールド。
でも一番怖かったのは、そういう体験者たちに出会う彼のように思った。


東京伝説―うごめく街の怖い話 (竹書房文庫)
平山 夢明
竹書房
売り上げランキング: 195981
おすすめ度の平均: 4.5
3 後味が悪い
5 現代の百物語。
5 幽霊話レスの怖い話
5 狂人は狂人を見て、狂っていると感じるのだろうか?
4 都会の街、そのよるべない不安




テーマ : ホラー小説レビュー
ジャンル : 小説・文学

tag : ホラー短編集 怪談

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